Gontaの模型趣味 ちょっと寄り道
  

  動かなくなったSLたち(5)
  公園のD51(デゴイチ)は
退職したあと
わずかばかりのレールをもらって
もう 動かなくなった
                   さだ まさし
                   アルバム「夢の轍」
                        退職の日 より
 
第2の人生を送っているSLたちにスポットをあててみました。 
神奈川県川崎市多摩区 生田緑地
寄り道(5)タイトル


日本民家園を展望台から撮影。



何か展示販売している模様。



白川郷の民家郡を撮影。



ようやく部分的に秋の気配。
 
2010年11月吉日

SLが置いてあった昔の記憶を頼りに
数十年ぶりに我が大学の近くにある生田緑地に足を運びました。

昔、草ぼうぼうの空き地が多かった大学キャンパスも今ではりっぱな校舎が数多く建てられ昔の面影が無くなっていました。


駐車場から日本民家園を横目に見ながら、青少年科学館を目指し、とぼとぼと長い下り坂を歩いて行くと、青い客車が目に飛び込んできました。
「スハ42」なる客車です。
SLは? と言うと、客車の裏側、少し離れた場所にありました。
現在、青少年科学館の前を改修工事が行われており、
工事用保護シートが邪魔をして、SLの姿をさえぎっていました。
客車の中に入れます。
とてもきれいでした。
座ってみたり、車窓から覗いて
みたり、いろいろ見てたら
うっかり車内の写真を撮るの
忘れてしまいました。


D51型 加熱デンター機関車 1−D−1 型

昭和13年から川崎車両 ・汽車製造 ・日本車両・国鉄浜松工場の各社で 計1115両が製造されました。
D51は昭和の興隆期に経済輸送の王座として大活躍し、
主要幹線を大量の貨物列車(1200トン)を牽引して疾走した働き者でありました。

SLと言えばD51(デゴイチ)と言われるほどファンに愛され、またファンでなくてもこの愛称をご存知の方は
沢山おられるでしょう。
特に一次型95両までは煙突部から蒸気溜めまで半流線型のカバー(なめくじみたいな形)で覆われ、
独特のスタイルが印象的でした。
 


確かに駆動輪が4つ(D)ありますね!






後ろに見えるのは青少年科学館のプラネタリウム。
機関車運転席(機関室)には入ることはできません。

このSLは日本交通機械株式会社がメンテナンスを
おこなっているみたいで、保存状態がとても良い!

塗装も、し直したばかりの感じがしました。
 
【D51-408車歴】

  製造: 1940年4月12日 日本車輛名古屋工場

  配置: 1948年7月1日 広島第一

  配置: 1957年11月1日 品川

  配置: 1968年4月1日 大宮

  移動: 1969年4月27日 新鶴見

  廃車: 1970年11月28日 新鶴見
 
【D51−408号について】

昭和15年4月12日日本車輌製造株式会社でつくられ北陸線・山陽線・山の手線などで、主に貨物輸送に活躍していました。

30年あまり働いたこの「デゴイチ」も昭和45年11月新鶴見機関区で廃車となりました。

昭和46年10月、この生田緑地にある青少年科学館に生きた教材として展示されることになり、国鉄大宮工場で解体され、30トン積トレーラー3台、8トン積トラック4台に分けて運搬し、組立て、据え付けられ現在に至っています。  
ありし日のD51−408号

高島線:入江付近

撮影:1970年8月
この日、この生田緑地に訪れる親子連れは
多かったですが、みんな青少年科学館へ行く人たち
でした。
科学館からの帰りに、ぐるっと一周回って見て帰る
子供たちがほとんどでした。

触れない、乗れないことで、
あまり関心がないのでしょうね。

これからも末長く見守っていきたいものです。

これからの子供たちへの産業遺産として・・・。

また、鉄道ファンとして・・・。
     
    さて帰りは、緑地園内にある、「岡本太郎美術館」を

訪れてみることにしました。

 園内は木々に囲まれ

森林浴には最高かも・・・。

生い茂った木の中を歩いて

行くと見えてきました

美術館が・・・。
 
       
   階段の上に見える建物が、岡本太郎美術館の一部。


左の写真の階段の右側半分には、

上から水が流れてきていて

とても良いせせらぎの音が聞こえてきます。

(影が暗くて見えませんね。)

 
   美術館入り口です。

 
モニュメントの大きさに

圧倒されました!!
   館内の写真撮影は

NGでしたので、

展示作品が気になる方は、

一度お立ち寄り

くださいませ!



入館料 800円也
「芸術は爆発だ〜!」