Gontaの模型趣味 ちょっと寄り道
  武蔵野の森(掩体壕)2017
 

         武蔵野の森(掩体壕) 2017     3月 吉日

3月吉日。快晴。
以前から行きたくてウズウズしていました掩体壕調査に行ってきました。
西武多摩川線の多磨駅前から徒歩10分のところに、都立武蔵野の森公園があります。
この公園の中には調布飛行場がありまして、いや、調布飛行場を取り囲むように公園となっていて、
飛行場には伊豆諸島への飛行機便が、1日6〜7往復飛んでいます。

武蔵野の森公園の隣には、野川公園が連なっていて、大変自然豊かな公園となっています。
まずは、公園管理事務所へ行って、掩体壕のパンフレットを入手し、現地を目指しました。



↓ 下のパノラマ写真は公園の小高い丘から飛行場を撮影したところです。 ↓




掩体壕とは ・・・ 戦闘機を空襲から守るための格納庫。

調布の掩体壕は、敗戦前年の1944年(昭和19)頃に
動員された学生や住民を労働力によって30基造られました。
いずれの掩体壕も小型機用のもので、
現在この地区では4基を残すのみとなりました。

(パンフレットより引用)
東京都が計画している2号道路の計画上にあり、
状態は悪く、壕内の鉄骨ははぎ取られていますが、
壕内の様子が外からのぞけます。
なにも知らないで見ると、
登呂遺跡にあるような横穴式住居?と
勘違いするような外観です。(笑)
 
   
   
 
(昭和19)旧陸軍三式戦闘機「飛燕」(ひえん)

調布飛行場の244戦隊には、昭和18(1943)年7月、
それまでの九七式戦闘機に代わり、この新鋭戦闘機が
配備されました。
正式名キ-61、愛称「飛燕」は、川崎航空機製で、
ドイツダイムラーベンツの技術のもとに、国産化した
液冷エンジンを搭載した戦闘機で、エンジン出力は
1,100馬力、最高時速590Km/h、高空能力に優れ、
昭和18年に陸軍の主力戦闘機として採用されました。
しかし、液冷エンジンの故障に悩まされ、後に空冷エンジン
に変えたのが五式戦闘機で、調布飛行場には、
昭和20年5月から配備された。
(パンフレットより引用)
 
前面には格納されていた「飛燕」が 描かれ、
近くに同じく「飛燕」の1/10の模型と
飛行場の沿革や掩体壕に関する
説明版が設置されていました。

ずっしりと重い1/10の模型は
忠実に再現されていて、
モデラーにとっては欲しくなる逸品です。 

大沢1号・2号掩体壕の他に、
白糸台小学校近くにある掩体壕(多磨製作所付近)や
 甲州街道が是政線を越える陸橋手前にある掩体壕
(白糸台)が今でも残っています。

また、高射砲台の跡地や門柱も飛行場の南東側に
残っています。
この辺については、次回調査したいと思います。
 
【日本全国に残る有蓋掩体壕(ゆうがいえんたいごう】

コンクリート製屋根付の格納庫)は約100基といわれていますが、当公園に2基現存します。
旧陸軍飛行場であった調布飛行場。
数少ない戦闘機を米軍の空襲から守るために掩体壕の中に隠しました。
調布飛行場周辺にはこうした有蓋掩体壕が30基、
更に竹製の屋根だけを乗せた無蓋掩体壕が30基の合計60基が短期間に作られました。
現存するものはわずか4基で、そのうち2基が当公園内に残っています。
(パンフレットより引用)





ここからは、隣接する野川公園を散策し、季節の草花や野鳥を写真に収めてきました。
  【ホトケノザ】

 
【ユキヤナギ】

 
【ボケ】

 
【ミツマタ】

 
【ナズナ】

 
【ヤマザクラ】

 
【アセビ】

 
【スイセン】

【サンシュユ】

【シジュウカラ】



 
【ジョウビタキ(メス)】



「Dornier 228-212 NG」のフライトシーンをどうぞ!!